聖母戴冠 ウフィツィ美術館
フィレンツェのサンタンブロージョ聖堂の主祭壇に置かれていた祭壇画、プレデッラは現在ベルリン・ダーレムの国立絵画館にある「聖アンブロシウスの奇跡」など。父なる神が聖母マリアに冠を授け、玉座の両側の小円形画面には「受胎告知」のマリアと天使が描かれている。
前景左端に聖堂を捧げられた聖アンブロシウス、その前にこの祭壇画を注文して間もなく亡くなった参事会員の肖像による聖ベルナルドゥス、頬杖ををついているのがリッピの自画像。
右端にはフィレンツェの守護聖人洗礼者聖ヨハネ、その前でひざまずいて合掌しているのが祭壇画完成に尽力したこの聖堂の司祭。
1440年代
前景左端に聖堂を捧げられた聖アンブロシウス、その前にこの祭壇画を注文して間もなく亡くなった参事会員の肖像による聖ベルナルドゥス、頬杖ををついているのがリッピの自画像。
右端にはフィレンツェの守護聖人洗礼者聖ヨハネ、その前でひざまずいて合掌しているのが祭壇画完成に尽力したこの聖堂の司祭。
1440年代
中央の聖人は衣服の銘によって、左からヨブ、マルティヌス、マグダラのマリア?、ラウレンティウス、青い衣裳の夫(エウスタキウス)と左を向いている妻(テンピステン)と二人の子供。夫妻の背後の二人の聖女は不明。
この頃サンタンブロージョ聖堂内に「雪の聖母マリア」同信会が設立されている。この団体は聖母の「無原罪懐胎」「被昇天」の信仰との関わりが深く、聖母がキリストからではなく、父なる神から冠を授けられていることと関連もあるとされる。フィリッポ・リッピ Fra Filippo Lippi
聖母戴冠
1441〜47年 板 テンペラ 200×287cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館
この頃サンタンブロージョ聖堂内に「雪の聖母マリア」同信会が設立されている。この団体は聖母の「無原罪懐胎」「被昇天」の信仰との関わりが深く、聖母がキリストからではなく、父なる神から冠を授けられていることと関連もあるとされる。
聖母戴冠
1441〜47年 板 テンペラ 200×287cm
フィレンツェ ウフィツィ美術館